12月17日(水)に、「オフサイトセンター移転に伴う旧消防学校電気工事」の完成検査が行われました。

まず聞きなれないオフサイトセンターとは何ぞや?とお思いでしょうが、オフサイトセンターとは、原子力施設の緊急事態時において、事故が発生した敷地(オンサイト)から離れた外部(オフサイト)で現地の応急対策をとるための拠点施設のことであります。この設置は、平成12年6月に施行された「原子力災害対策特別措置法(法律156号)」で規定され、原子力施設で緊急事態が発生した際には、国、都道府県、市町村及び事業者の防災対策関係者が集合して、「原子力災害合同対策協議会」を組織し、連携の取れた応急対策を講じていく拠点となるものであります。

東日本大震災の津波によって女川町にあった当時のオフサイトセンターは壊滅的な被害を受けたため、仙台市宮城野区安養寺の旧消防学校に移転する為の工事でありました。今回の工事は、電気工事では、発電設備・電力貯蔵設備が主体となり、電気工事以外にも建築工事・基礎工事・空調工事・衛生工事と多くの協力業者の皆様にご協力頂きました。また着工当初より、無理のある工期でかなり不安はあったのでですが、無事工期内に完成することが出来ました。

改めまして、”完成検査が無事終了出来ましたこと、皆様のご協力に感謝いたします。”

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